人がいないから、現場が回らない。回らないから、若い人が入ってこない。この循環を、AIで断ち切ります。
私たちは「人手不足」という言葉を、統計としてではなく、 一社ずつの現場で聞いてきました。そこにあるのは、だいたい次の3つです。

人を増やす、が効かなくなった
募集をかけても応募が来ない。来ても続かない。かつては「採用」で埋められた穴が、もう埋まらない。人手不足は景気の波ではなく、構造そのものが変わってしまった結果です。
一人が、二人分を持っている
現場を回し、写真を撮り、日報を書き、見積もりを作る。日中は現場、事務は夜と休日。減った人数のぶんを、残った人の時間が肩代わりしています。
ベテランの頭の中が、消えていく
「この納まりならこう」「この客ならここを見る」。書類にならない判断が、退職と同時に失われます。引き継ぐ時間も、引き継ぐ相手もいないまま。
空調・衛生、電気、配管。建物を「使えるもの」にしているのは設備の会社です。 その多くは数人から数十人の規模で、元請けと現場のあいだで、 いちばん薄い利益といちばん多い雑務を引き受けています。 私たちが一社ずつ伺って聞いてきたのは、こういう話でした。
見積もりは、社長が夜につくる
日中は現場に出ずっぱり。事務所に戻るのは日が暮れてから。そこから図面を拾い、単価表を引き、Excelに打ち込む。1件に半日。その1件が、何件も溜まっていく。
元請けごとに、様式が違う
A社はこのExcel、B社は別の書式、C社はいまだに手書き。同じ工事の同じ内容なのに、出す先の数だけ書き直す。中身は1つも変わらないのに。
資材の高騰を、見積もりに乗せられない
銅も鋼材も、電線も上がった。それでも「前回はこの金額でしたよね」と言われると、出せない。上がったぶんは、うちが飲む。それが続いている。
4次請け、5次請け。価格を決めるのは、いつも上
階層をひとつ下るたびに、削られていく。断れば次の声は掛からない。予算が合わないと分かっていても、受けるしかない。
事務の人を、置ける規模じゃない
専任の事務員はいない。奥さんが経理を見て、社長が見積もりを打ち、職長が日報を書く。人を増やす前に、仕事のほうが先に増える。
写真台帳と日報が、終わらない
現場が終わってからが本番。撮った写真を選んで、貼って、キャプションを付けて、様式に流し込む。気がつけば夜中。明日も現場は始まる。
工事が始まる前に、書類で疲れる
施工体制台帳、作業員名簿、再下請負通知書、KY。着工前の一式を揃えるだけで何日も削られる。現場に出たいのに、机から離れられない。
元請けのシステムを、何社分も使わされる
元請けごとに違うSaaS。IDとパスワードだけが増えていく。どれも自社の様式には合っていない。それでも、うちの都合を聞いてくれる相手はいない。
ベテランが辞める。引き継ぐ相手がいない
「この納まりならこう」「この客はここを見る」。書類にならない判断が、退職と同時に消える。引き継ぐ時間も、引き継ぐ若手もいないまま。
休めない会社に、若手は来ない
休みが取れない、夜も事務が残る。そう見られている限り、募集をかけても応募は来ない。若手が入らないから、また一人あたりの負担が増える。
2024年問題の先に、2026年問題が来ている
2024年4月からの時間外労働の上限規制で、これまで残業で吸収してきた工期が、吸収できなくなりました。そこへ資材と人件費の高騰、熟練者の大量退職が重なり、「受注したくても受注できない」——2026年問題と呼ばれる状況が、いま現実に起きています。人を増やして解決できる話では、もうありません。
どれも「うちだけ」だと思われています。でも、伺った会社さまのほとんどで、 同じ言葉を聞きました。これは根性や段取りの問題ではありません。 AIが、大手向けにしか作られてこなかっただけです。
体力のある大手なら、人を採れます。専任の事務も置けます。高価なSaaSも入れて、 合わない運用のほうを人海戦術で埋められます。つまり、AIがなくても回る。本当にAIを必要としているのは、その余力がない中小の設備会社さまのほうです。
そして、この国の建物を実際に動かしているのは、その中小です。 大手の名前で建つ建物でも、配管を通し、電気を引き、空調を効かせているのは、 数人から数十人の会社さま。ここが倒れたら、建物は建ちません。一番必要としていて、一番大事なところ。だから私たちは大手ではなく、 中小の設備会社さまに、最初にFITさせます。
道路が通り、水が流れ、電気が届き、建物が建つ。 その上ではじめて、あらゆる産業が動きます。工場も、病院も、学校も、 データセンターさえ、誰かが建てなければ存在しません。
この国の経済は、建設という土台の上に載っています。その土台を支える会社が、人がいないという理由で一社ずつ消えていく。 これは建設業だけの問題ではなく、日本という国の体力そのものの問題です。
だから私たちは、華やかな業界ではなく、ここを選びました。 一番効くところに、一番いい道具を届けたいからです。
RESOLVE
「人手不足はAIで解決できる」——言うのは簡単です。 実際には、汎用のツールを持ち込んでも現場は使ってくれません。 操作が複雑で、入力が増えて、自社の様式に合わないからです。 現場が悪いのではなく、道具が現場に合っていないだけでした。
だから私たちは、1社ずつ、御社の様式のまま動くものを作ります。手間はかかります。効率も悪い。それでも、使われないツールを100社に売るより、 本当に効く道具を1社に届けるほうが、この国の役に立つと信じています。
現場から人が減っても、仕事が途切れない。 ベテランがいなくなっても、判断が残る。 若い人が「この仕事なら続けられる」と思える。 そういう現場を、一つずつ増やしていきます。
すべての人材不足の問題を、解決する。
現場FITが掲げているのは、この一文だけです。 そのために必要なことなら、何でも作ります。
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